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JA金沢市砂丘地集出荷場西瓜部会が「54回日本農業賞 集団組織の部 大賞」を受賞しました。

2025.1.28

1月27日(月)、「54回日本農業賞」の受賞者が発表され、本県から応募したJA金沢市砂丘地集出荷場西瓜部会が「集団組織の部」で『大賞』を受賞しました。
 日本農業賞は、日本放送協会(NHK)、全国農業協同組合中央会が主催し、日本農業の確立をめざし、意欲的に経営や技術の改革にとりくみ、地域社会の発展にも貢献している農業者と営農集団を表彰しています。
 本県の「集団組織の部」での大賞受賞は、平成4年度の「御手洗農用地利用組合」以来、32年ぶりとなります。

今回、大賞を受賞した「JA金沢市砂丘地集出荷場西瓜部会」は、日本海側に連なる海岸砂丘地ですいかを栽培、県内産の半数以上の栽培量を誇り、県内トップの産地であるほか、県内の園芸共販額(野菜+果樹)の2割を占める本県の園芸産地のトップランナーです。役員は20代~40代の若手生産者(平均年齢36.7歳)が務めており、地元消費者との交流イベントを積極的に開催し、幅広い層のファンを獲得しています。



日本農業賞の選考は、10月には県審査会、12月には全国審査会が行われました。西瓜部会の組織概要や経営の特色の説明がされたほか、実際の運営状況や生産環境を確認し、より具体的な評価ができるよう集出荷場や圃場の現地調査も実施しました。審査会を通じて、生産技術や労働環境の改善努力についての理解が深まり、審査委員からは、西瓜部会の今後の発展につながる貴重な意見が多数出されました。


大賞受賞にあたり評価された点は以下の通りです。

  • 卸売市場から量販店に販売先を変え、若い生産者が自ら商談やイベントで「金沢すいか」のファンを増加。女性農業者のデザインや金沢弁を活用した販促活動で、信頼関係と認知度向上を実現している。
  • 県農林総合研究センターで開発された「振り分け整枝栽培」技術を導入し、幾度の現地実証を経て適合する技術に昇華、全生産者に普及することで大玉比率が80%まで大きく向上。新たな技術を産地に適合させる技術力の高さと全生産者に普及させられる組織力の賜物である。
  • 栽培方法や定植時期等を組み合わせることで作型を9つに細分化し、全生産者に作付け割合を遵守するよう求め、6月上旬から7月下旬まで切れ目のない出荷を行っている。また、品質管理を徹底し、試し切りや選果場での2段階検査により、高品質な大玉すいかを出荷している。さらに、出荷日予測棒を活用し、高精度な計画出荷を実現することで量販店からの信頼も獲得している。
  • 強力な組織力を軸に、生産環境や販売環境の変化に自在に対応できる柔軟性と即座に活動に移せる実行性を持ち合わせており、組織を築き上げてきた地域の諸先輩方への尊敬と感謝の気持ちやこの伝統ある産地を維持し、発展させていくことで恩返ししたいという若い生産者らの気概が見られる。
  • 家族当たり農業所得1,500万円を超える農業経営を実現することで、後継者の親元就農を促す好循環を生み出し、地域農業を大きく発展させた。共販体制による園芸専作モデルを見事に具現化しても尚、将来を見据え、ECサイトを活用したBtoCの販売戦略を模索し、成長し続けようとしている。

 なお、日本農業賞の表彰式は、3月8日(土)NHKホール(東京・渋谷)で開催されます。

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