ジビエセミナーを開催しました。【県女協】

2024.12.25

ＪＡ石川県女性組織協議会は、12月11日に（一社）日本ジビエ振興協会主催のもと、「ジビエセミナー」を開催し、県女性協委員・事務局をはじめ計20人が参加しました。
　同協会の藤木徳彦代表理事から国産ジビエ（食用として捕獲された野生鳥獣の肉）の利活用に関する概況について説明いただきました。
　ジビエはSDGsと食の観点や被害対策で捕獲された鳥獣の活用として注目が集まっているだけでなく、栄養豊富で美味しいなどの魅力をお聞きすることができました。
　しかし、シカやイノシシの捕獲頭数のうち食肉処理施設を通して食肉として利用されているのはわずか10%ほどであり、ほとんどが埋め立てや焼却されているのが実態だそうです。
　概況の説明の後には、家庭でも生かせるジビエ調理のポイント①低温から肉を加熱することにより、急激に肉を凝固させない、②肉を柔らかくする酵素が入った食材・酢やオイル・発酵調味料に漬け込む、③圧力なべを活用することで柔らかくする、などを学び、県産の野菜などを使用した「鹿スネ肉のカレー」、「ジビエ焼肉」、「鹿モモ肉の唐揚げ」の3品を調理しました。
　参加者からは「硬くてクセが強いと思っていたジビエが、少しの工夫で美味しく食べられると思っていなかった」「家の冷凍庫に放置していたジビエでも実践してみたい」などの声が挙がりました。