平成30年度北陸4県ＪＡ常勤理事・経営管理委員研修会を開催しました。

2018.8.7

8月6日～7日にかけて、新潟県・富山県・福井県・石川県農業協同組合中央会主催の北陸4県ＪＡ常勤理事・経営管理委員研修会をホテル日航金沢で開催しました。4県53ＪＡの常勤理事・経営管理委員ら約140名が参加し、ＪＡ石川県中央会西沢耕一会長の挨拶により開会しました。

「西沢会長開会の挨拶」

「研修の様子」

農協改革・優良企業事例・ＪＡ経営の3つをテーマに、取り組み報告が行われ、地域社会から求められているＪＡの役割について理解を深めました。

初日前半は、農協改革をテーマとして、国際ジャーナリスト堤氏から、主要国の農業政策を踏まえ、守るべき日本の宝である家族農業、協同組合や相互扶助の大切さについて講演いただき、「地域の人々一人ひとりの働きかけが日本の農業を守ることにつながる」と激励の言葉をいただきました。

初日後半は、優良企業事例として、（株）ぶどうの木　本会長から、金沢市郊外のぶどう農家からスタートし、東京駅や銀座への店舗拡大に至るまで、トップマネジメントとしての心構えを講演いただき、「これから農業が変化していく中で、若者の意見を受け入れてほしい。組合員のために働く職員を幸せにしてほしい」とのメッセージをいただきました。

2日目はＪＡ経営をテーマとして、みのり監査法人　大森理事長から、事例を参考に内部統制の効果・重要性などについて講演いただき、「組織、人のために内部統制を構築してほしい。歴史・伝統あるＪＡを全役職員が誇りに思うこと、それが最大の内部統制につながる」と説明がありました。

「報道されないアメリカの真実と守るべき日本の宝」
～協同組合VS強欲資本主義～
講師：国際ジャーナリスト　堤　未果　氏

「ご講演いただいた堤未果氏」

「経営は手の長いヤジロベエ」
講師：株式会社　ぶどうの木　代表取締役会長　本　昌康　氏

「ご講演いただいた本昌康氏」

「監査法人監査で何がどう変わるのか？内部統制はだれのため？」
～ＪＡ経営者に求められる役割、不祥事防止の観点から～
講師：みのり監査法人　理事長　大森　一幸　氏

「ご講演いただいた大森一幸氏」

閉会にあたり、ＪＡ石川県中央会牧専務より、今後、ますます組合員のニーズに応えるＪＡづくりを期待する旨挨拶があり、2日間の研修を終えました。

「牧専務　閉会の挨拶」