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JICA青年研修団(ネパール)が訪問されました。
2013.09.20
8月30日(金)、県農業会館において、国際協力機構(JICA)の青年研修団(ネパール)が、JA石川県中央会を訪問し、日本の農業協同組合と農業の実情について講義を受け、理解を深めました。講義ではJA石川県中央会の牧康晴参事が石川県の農協と農業の現状について説明しました。
参加者はネパールにも農協があることから、農協の理念、目的、事業、仕組みなどには理解があったものの、世界的には「単一事業」の農協が多い中で、日本の農協は「総合事業」を営み、経営強化のために合併が進み、現在全国では703(平成25年4月1日現在、JA全中公表)、石川県では17になっている点など自国との差異に真剣に聞き入っていました。
人口の3分の2が農業に携わり、農業が国民総生産の3分の1を占めるネパールと、農業が平均70歳前後の農業者で担われ、国民総生産の1%の日本との違いや、兼業農家では、農外収入より農業機械や生産資材を購入し、米の収入だけでは再生産がかなわない日本農業の実情などにも関心が高く、環太平洋連携協定(TPP)による日本農業への影響などについても意見が交わされました。